きみのカケラ 7 (少年サンデーコミックス) 高橋しん
今度出会ったら言おう
トモダチだよって。
「今度出会ったら」
ああ、なんていいニオイの言葉なんだろう。
記憶があれば、好きな人と何度でも出会えるんだ。
約2年振りの「
きみのカケラ」新刊です♪
表紙は大人っぽいイコロ&ベス。
いつもながらめちゃくちゃ綺麗です!
感想ですがここからはまだお読みになってない方にはネタバレになりますのでご注意ください。
いや~連載当時の雑誌は取ってあるんですが、見比べるとすごくコミックス版は読み易く印象的でドラマティックなシーンもたくさん追加されていましたよ!
新刊が出る度にパワーアップしていってる気がします。
ホンッットにキャラがみんないい表情してるんですよ~~!!雑誌の時よりかなり!
シロもベスも大佐もイコロも表情豊かでしかもカッコイイ!
大佐は今までも好きなキャラだったんですが今巻は更にカッコイイなぁ(*ノωノ)
玉との関係が、雑誌では奴隷扱い?みたいな印象を受けてたんですが、意外や意外、ちょっとした恋人同士みたいな感じでやりとりが描かれててなんか可愛らしかった。
雑誌では静かだったニシノカムイが今回大暴れしております((( ;゚Д゚)))
ヤツはこんな存在だったのね;
彼の役目は壁を守る“壁の番人”
だから今まではずっと沈黙していたんですね。
人間たちを閉じ込めて囲っていたというより、外界から『守っていた』。
あの『壁』は地球の大気圏のような存在で、人間たちを守ってくれていた。
でもそれを知らない人間たちは打ち壊し、禁断の“壁の外の世界”へ…
澄んだ空と明るい日差し。
そして綺麗な花が咲き誇り…
でもそこは人間が生きることが出来ない環境。
それは『壁』の中で生きてきた者たちだから順応出来ないからなのか。
私達が“壁の外の世界”である宇宙で酸素がない為生きられないように…
それとも、人間が過去にしてきた事への『罰』なのか。
ベスの最期は哀しかった。
でも、雑誌掲載時より希望を抱いた終わり方だったから幾分か救われました。
大佐のこの言葉があったから。
死ぬのは不幸なんかじゃない。
この世界で自分の役目を全部終えたんだ。
不幸なのは生きて…
自分の役割を見つけられず
見つけようとせず
生きること。
ボクらは花のように意味を持ち、
強く強く生きよう。最後、やっとイコロ登場しました。
そしてシロと再会!
しかし雑誌の時と少し違い、「助けにきた」のに崖に落ちそうになり自分が助けられてます(笑)
そんでクロのツッコミも久しぶり☆
イコロとシロが求めていた『太陽』は、壁の外にあるんじゃなく自分たちの世界に存在するもの。
与えられた世界を守り、大切にしていくことこそがしあわせに繋がるんだよって感じました。
連載の分は残り3話分しか残ってないですが、あと2巻分出るみたいですね。
となると、次に出る1巻丸々と80%は描き下ろしという風になるんではないでしょうか。
はわ~すごい…楽しみですヾ(*´∀`*)ノ
掲載時とどう違うのか知りたい方は
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