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私たちのオダントマ対策(その1・過程&病院編)

まるが居なくなって1週間になり少しは慣れたかな…と思っていましたが、ふと、「あ、ご飯の時間だから起こさなきゃ」と思う事があって、もう居ない事の寂しさや虚無感で押しつぶされそうになります。
いつになったら、いつも居た存在が“居ない事”に慣れるんだろう…いつまでも泣いてばかりじゃまるも心配するよと言われたんですけど、まだダメですね私。


『私たちのオダントマ対策』

3年間、私達がしてきた事を書きたいと思います。同じ病気を持って苦しんでいるプレちゃんや支えている飼い主さん達の参考になれれば幸いです♪

*オダントマ(オドントーマ - odontoma:歯牙腫)について
歯根部分が異常増殖してしまう疾患で、次第に鼻腔内及び周辺の組織を圧迫し、それを元に副鼻腔炎や呼吸困難に陥ります。そして鼓張症や肺炎、心臓肥大による心不全などにより死亡する確率が高い病気です。
プレーリードッグだけでなく、ウサギや人間もこの疾患の報告例があります。
歯に対する過剰な負担(ケージ噛みや不正咬合)や細菌感染、遺伝など幾つか挙げられたりしますが、直接的な原因は不明とされています。
具体的な対策は、抜歯及び摘出、造窓手術、ネブライジングや抗生剤等の投薬などですが、手術に関しては鼻腔や器官の狭さもあって難しい分類に入ると思われます。(しかし手術成功しているプレちゃんもいます!:まるも造窓手術経験済)
ネブライジングや投薬に関しても、『緩和ケア』の域を脱せず『完治』とはいえないので、この病気は、本人にとっても、飼い主にとっても、苦しんでいるのに何もしてあげれないという本当にキツい病気だったと経験してから思いました。

具体的な症状は、くしゃみや鼻水、鼻がピーピーと鳴る、鼻を気にする(擦る)、門歯が折れるまたは抜けてその後生えて来ない、口呼吸(しんどそうにする)、食欲減退や固い物を拒む(痛みが原因?)などがあります。
あと、気付きにくいものでは歯が一向に伸びて来なくなることです。
げっ歯類の動物は通常、永久的に門歯が伸び続けます。
普段は木や餌を食む事で擦り減りますが、この病気に掛かると歯根近くで増殖している為、見掛け上は普通でも進行している場合があります。
なので、口の中を定期的に見てあげてください。
歯の表面がギザギザと波打っていたり太く感じたなら、ご飯をよく食べて健康的であってもオダンを診た事がある病院で一度レントゲンを撮って貰ってください。

*まるの場合
異変に気付いたのが2005年末。
鼻を気にするようになり、くしゃみをし始めました。
風邪かな?と最初は思ったんですが…まさかあの病気じゃないよね?という不安も。
プーの時からプレ飼いさん達の情報から知っていた、あの苦しめる病気。
ケージ噛みはしない子だったので、予防は出来てるハズ…という思いでした。
でもやっぱり心配なので一度診て貰おうとクリスマスイブの夜、まるを病院に連れて行きました。そして、不安は的中してしまったのです。
レントゲンには、口の中を見てもわからなかった根っこの歯の部分の表面にギザギザと波打つ影が見えていました。
夫は愕然としていましたが、私は少しだけ心構えがあったので「何があっても絶対に闘ってやる!」という気持ちでいました。
後々とても辛い日々になろうとは、この時思いもよらずに…

一見、まるはすごく元気でご飯もたくさん食べて体重も普通で、本当に病気とは思えませんでした。
しかし、少しづつ様子が変わっていきました。鼻水が出るようになって、息を口でするようになったのです。
仙台に越してきて通院生活が始まりました。
初めは、ネブライジングと抗生剤で鼻水を取り去ってあげれたのですが、段々効き目が無くなってお腹にガスが貯まり始めたのを機に、手術という選択肢も視野に入れる事になりました。
しかし当時は、手術中に亡くなるなどリスクが大きいものとされていたので、このまま温存してあげるのがまるにとって幸せかもしれない…と数日間悩みました。
手術を受けた方に相談してアドバイスも頂きましたが、どちらがいいとは断言できないので、最後に決断するのは自分自身しかない、と。
2006年。散々悩んだ末、先生が数例のオダン手術経験者だったので私はそれに賭けることにしました。
抜歯は体重(当時550g前後しかなかったと思います)や体力、その他のリスクを考慮して断念し、狭められた鼻腔に代わって呼吸口をもうひとつ作る造窓手術(人の場合は喉に開けたりしますね)を選択しました。
maru08.jpg←手術をして間もない頃です。
毛が生えてきてたのでわかりづらくてすみません。目と目を結んだ辺りに空けてる様に見えますが、実際は両方の目頭を繋いだ辺りのやや下に空けています。位置は先生の判断によります。
でも、この手術も抜歯より安全は高いとはいえ50/50でどうなるかわからないので心配で仕方なかったです。
無事手術が終わって、麻酔がまだ少し残っているまるを「がんばったねお疲れさま」とゆっくり休ませてあげました。
家に帰って、ほっとして涙が溢れてとまらなかったのを今でも覚えています。

その後、口呼吸も無くなり、ご飯も小さいタッパーに水とペレットを入れ1~2分レンジでチンしてやわらかくした物に、バナナを潰した物とやミキサーでペーストにした野菜や果物(ニンジン、りんご、小松菜、モロヘイヤなど)を豆乳で解いて混ぜたもの(粘度は耳たぶぐらいの固さ)を5ml~3mlのシリンジに入れ、自分から「ちょーだい」といって食べてくれるように。
副鼻腔炎があったので相変わらず鼻水は出てましたが、吸引器で吸うとスッキリするみたいでした。(この時期も、ネブライジングと投薬、点鼻は続けています。)

穴を開けた後していた処置は、ネブライジング、投薬(抗生剤の他胃腸を動かす薬&鼓腸を防ぐ薬等)、点鼻の他に、吸引、穴が塞がらない様に塗り薬、呼吸が苦しくなる時があるので、レンタルで酸素濃縮器(うちは酸素ボンベも併用してました)などです。
特に酸素関係は活躍しました。何度か発作を経験しましたが吸わせると落ち着いてきます。

しかし空気穴は確保出来ても、病状は穏やかに進行していました。
呼吸器に負担が掛かっていたので肺気腫や心臓の肥大という二次的な疾患を生み出していました。
それに根源である歯根部分が残っている限り、組織の増殖は止められません。
穴の中を灯りを照らして見ていると、本当にちょっとずつですが白い組織が狭まってきているのがわかります。
確認する度私は「できるだけ、お迎えは遅くでお願い…」と神さまに祈っていました。

そして、その状態で平行線を保ったまま半年以上が過ぎ、
一時は「1年も持たないかも…」と希望を見失った時のことを振り返り、
「ああ、10歳も夢じゃないかも」と感じました。
夫も同じ様に考えていたそうです。
それくらい、状態は穏やかでした。
このままずっと、ゆっくりと一緒に居れる時間がこれからもあるんだと思っていました。

でも、別れは思いもしない時に訪れるんですね。
幾ら“その日”が来るのを想像していたとしても、備えていたとしても、心の準備は絶対にできないんだと感じます。
そして、その後に襲って来る自負の念も。
誰かを責めたくなる気持ちは、必ず溢れてくると思います。
自分であったり、家族であったり、病院の先生であったり…
私は、最初2つありました。でも結果的には、自分が選択を誤ったからだと自分だけを責めました。
どんな最期でも、後悔は必ずするものなのだと感じます。
「ああしてあげていたら…」「こうしなければ…」と自分がしてあげれなかった事に対するものが殆どですが、一番の後悔は、『その子を失ったこと』なのです。
それだけは、誰もが思う事で誰もが避けて通れない後悔です。
人を責めたり自分の行為を振り返って悔やむより、『失ったこと』を悔やんであげた方が、その子にとって報われる…って今は思えます。
だからあまり自分を責めないで。

*病院選び
まずは、『プレーリードッグを診れる事』が第一条件です。
診察対象に『小動物』と書かれていても、ちゃんとプレーリードッグと名前が挙がっている病院にしましょう。
時間が中々取れない方もいらっしゃるとは思いますが、少し遠くてもプレを診てくれる所にしてあげて下さい。
しかし「プレを診れます」と言っておきながら、実際は1~3例しか診てない病院や、プレのかかりやすい疾患であるオダントマを知らない先生だっています…(経験済)
サイトに診れるって書いてあるから…とすぐ信用するのではなく、電話などで事前に「○○の病気なんですが診れますか?」と聞いておきましょう。

★理想の病院
全て当てはまる所は見つけるのが大変だと思いますが、押さえておきたいポイント。
・プレーリードッグの手術経験がある。(絶対にある方がいいです)
・これからどういった治療をしていくのかをわかり易く説明してくれ、飼い主の意見も取り入れてくれる。(自分の方針に自信があるからなのか、こちらの意見を中々受け入れてくれない先生もいます…)
・処方する薬の効能、どうしてその薬を使うのかを説明してくれる。
・治療方法を複数提案してくれる。(治療はひとつだけじゃないハズです。こういう方法もありますよと言ってくれる=違うアプローチが臨めます)
・するかしないの選択を飼い主に委ねてくれる。(先生に「こうしましょう」と言われると断れない飼い主さんもいます。自分が後悔しない為にも答えを待ってくれる先生がいいです)

でも、一番大切なのは、動物の気持ちになって考えてくれる先生だと思います。
ちゃんと診察台の下で診てくれたり、嫌がりだしたら一旦休止してくれるなど。
そんな基本的なこと…と思うと思いますが、幾ら腕があったとしても、テレビに出てる有名な先生でも、偉い先生だったとしても、動物の気持ちを汲み取ってあげれない先生は私は選びたくないです。
あと、治療する時の保定を飼い主にも参加させる先生がいますが、これは家でも必要になりますし、プレちゃんも飼い主さんがやると安心すると思うので「やらせて下さい」とお願いしてもいいと思います。

私は病院の先生にはたくさん助けて貰いました。まるだけじゃなく、私達も。
診療時間を十分にとってくれたり、小さな悩みにもしっかりと耳を傾けて下さいました。
そして、まるが嫌がる事は極力避けてくれていました。
普通なら定期的にレントゲンや採血とかの検査をしますが、体調が悪い時はやらないでいてくれました。
結果的にその方がまるにストレスや苦痛を与えなくてよかったと思います。
本当にこんなに動物の身になって考えて想ってくれる先生は居ないと思いました。
とても感謝しています。

みなさんにも、そういう病院が見つかりますように☆彡

その2へ続きます。
強制給餌用ご飯やあげ方、オダン対策に使っていた道具類をご紹介します。


闘病中とても参考にして頂いたサイトさん
*オダンのレントゲン写真や写真が掲載されています:田園調布動物病院
*手描きのイラストがとてもわかりやすい!:Prairie Girl
*英語ですがオダントマの説明や解剖後の歯の写真などがあります:Prairie Dog Lover's Burrow
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