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僕等がいた(ベツコミ6月号)

Betsucomi (ベツコミ) 2007年 06月号
B000PI3T5K
 あの時のオレを分析しろって言うほうが無理だ
 オレだって自分を把握しきれない
 オレだってやっと立ってるんだ

 だから 頼む
 オレに助けを求めるな


読みました。ネタバレありです。注意してください。
(今回のあらすじ的なネタバレは下の「Read More」をクリックしてください)


先生のコメントによると、今回収められなかったので2回に分けて描きますとのこと。
予想に反してどんどんネームが増えていったという事でしょうね。
漫画家さんにはよくある事らしいですが、キャラが勝手に動き出したんではないでしょうか。
きっと有里の『心の叫び』が、今までずっと隠れていたものが爆発し、それほど訴えてくるものがあったのでしょう。

今回、個人的に苦手な有里目線ということで、心構えをして読みました。
有里という人の内面を知りたいという興味心と、エスカレートして歯止めが利かなくなってしまうのではという不安感。
沢山の感情が入り交じっていて、感想を書いてもきっと全て書き切れない。


舞花が介入してきて少しづつ心を開いていってる感じはしたものの、やはり自分には無い可憐な容姿をした舞花に嫉妬や劣等感は未だ強く持ったまま。
それは自分の姉の奈々という存在と被ってみえているからなのでしょう。
有里の奈々に対する気持ちは相当強く、いつも何をしても自分と比べてしまう。
でも、心のどこかでは憧れがあって、本当は奈々みたいな人になりたいと思っていたのでは?と私は感じました。

有里は『傲慢』『人を恨む』というカタチで自分を保ち、奮い立たせていた。
『自分が不幸なのは他人のせい。私は悪くなんか無い。悪いのはあの人達―』
そんな感じで線を引き、自分の中に入り込んでくるのを嫌う。
そもそもそんな奇物な人などいない。

しかし、矢野は入り込んできた。

『他の人とは違う』
だから有里は矢野だけ受け入れる。
そして絶対に離したくない。

私からしたら、これは「恋」でも「愛」でもない。
有里が矢野に抱いているのは「娼嫉」「妬心」「憧れ」…
独りを好んでいるようにみえて本当は独りが怖い人。
誰も信じられない有里が唯一同じ孤独を持ち、繋がっていられる存在の『矢野』。
いつか彼も自分から離れていくのではという恐怖と執拗に追う様子から、そう感じます。

最後、『幾度でも~』のモノローグが2人に被っていましたがこれはこの2人がというより、
矢野は奈々(七美)に対して、有里は矢野に対してのものではないでしょうか。

何度騙されても追い掛け続け、一緒に不幸に堕ちてもいい、君が愛してくれると言うなら―

矢野は父親に母親の愛情を奪われ、有里は奈々に両親の愛情を奪われた。
いつも貰えなかったもの。欲しくて欲しくて仕方なかったもの。
矢野も有里も同じ様に「誰かに愛されたい」と強く想い、願う人。
対象はズレているけど、『同じもの』をいつも追い求める矢野と有里。
ここがいづれ一緒に住む事になる2人の『交差点』に?
もしそうなら、彼等は満たされない虚無を埋め合わせる為に一緒にいるのだと思う。
矢野はきっとそうだと思うけど、有里は…やっと手に入れた幸福?
…複雑です。

えっと、追記です。
矢野は庸子の事からもわかる通り『誰かを支えること』で、自分を確立していた。
有里は本来受ける愛情を全て奈々に持っていかれ、『自分を支えてくれる人』を欲していた。
この2人の交差点はこれかな?
お互いがお互いの自己防衛の為に一緒に居る。
例えれば、違ったカタチ同士のパズルが上手く噛み合ったみたいに。
今はそれが私の中で一番しっくりくると思える、あの2人が一緒にいる動機ですが…

何気ないとこでショックだったのは、矢野が彼女として七美以外の女の子と付き合っていた事とマスターが有里の事「妙な色気があるよな」と言って矢野が「オレもそう感じてた」と言った所。
アキの同僚から矢野が遊び人みたいに言われてたけど、まさか本当にそういう事になってたとは…
七美の事を忘れる為とはいえ北海道訛りの子を受け入れて…でもやっぱり『七美』の代わりにはなれなくて。
私も経験があるからわかるけど、矢野は不安が襲って来ない様にいつも何かに没頭しようとしているのが痛々しかった。
彼は平穏を装いながら、焦っている。
眠れないというのも身体的に影響が出ている証拠。
出来事を記憶から消し去ろうとしていたりするのは、脳が指示している自己防衛の為。
心も体も休まる暇を与えないでいるといつか壊れます。
てゆーか、もう前兆が表れているのに矢野は誰にも言わず、溜め込む。
矢野がもうギリギリの所にいるって痛感しました。

しかし有里に色気を感じてたって…なんかすごくショックです…
有里と一線を越えたのがそういう理由じゃないと信じたい;
追記。
色気という言葉を『性的なもの』として捉えるから、嫌悪感があるのかも;
『色気=魅力的』という事で考えてみる。
有里に惹き付ける何かがあるとすれば、母性の様なもの?
歳の割に落ち着いてて、動揺もあまりなく、ここぞという時に手を差し伸べてくれるような?
そういえば昔、奈々が忘れられない矢野に「手放してあげて」と言ってましたね。
矢野は庸子に対して愛情を求めてた人だから、有里に同じ様なものを感じていたのかしら?
どちらにせよ、矢野は有里にホントは好意的には思っていたんですね。

今まで私は矢野が有里を受け入れたのは単純に『奈々を失った心の埋め合わせ』と考えていたんですが、もしかしたらもっと複雑で、矢野の中では常に『自分を愛してくれる人』を求めていたんじゃないかなって思う様になりました。
ここから先は私の個人的な妄想です。

奈々はあの日違う男と居て事故に遭い、死んだ。
それは或る意味自業自得で、矢野は奈々を「クソ女」と思う事で自分を正当化する。
しかし、奈々は他の男を選んで『自分を愛してくれなかった』という気持ちだけは残り、かき消す事が出来ず昇華できないまま。
そんな時に傍にいた有里を『今度こそ本当に自分を愛して(受け入れて)くれる人』と受け入れたのでは?
もしかしたら矢野は、あの時『奈々』じゃなく本当に『有里』を求めていたのではないでしょうか。
でも、有里は「ざまあみろ」と言った。
有里にとってはあれが『復讐』でしかなかったと感じ、矢野は彼女の傍を離れる。
でもあの時(有里に病院で告白された時)実は有里は復讐ではなく、矢野の事を好きで関係を持ったと知り、矢野は動揺した…のかな?

舞花が有里にあんなに興味を示すのもちょっと疑問。
からかいたいとかじゃなくて、何か助けてあげようとしている。
もしかして舞花も、有里みたいに姉か妹を亡くした経験が?

有里の母親も奈々の事しか頭にない。
「死んだ人には敵わない」1巻でも出て来たけどホントそうだと思う。
どんどん美化されてって。悪い面も。
でもそれは仕方ないと思う。もう逢えない人だからこその特権だ。
でもだからって、今生きている人を疎かにしてはいけない。
母親はそれを見失ってしまってるんだね。

でも今回私が一番印象に残ったのは『まだ あの子を近づけちゃダメ』だったんですよ。
この時の有里は結構冷静で、すごく怖いと思った。
矢野を絶対手に入れるという自信が無かったらあんな事思えっこない。
奈々を思い出にしようとしてる矢野に対して「今さらイチ抜けするなんてずるい」とも思ってるし、きっと有里は矢野を道連れにして一緒に堕ちようとしてる。
有里と母親との事を思うと、あんなに卑屈になってしまう心は同情できるけど誰かを引きずり込むのは許せない。
でもこんな風に周りに助けてくれる人たちが居たのに、何故2人は堕ちてしまったの?


次回は8月号に続きます。
ちなみにオリジナルポーチはこんなでしたよ♪
僕等がいたポーチ
箱(入れ物)↓
pouchi.jpg


有里が矢野を追って札幌に来て2ヶ月経った。
週に何度か駅で矢野を待つが、無視され続けている。

舞花が有里に化粧をしてあげて可愛いと言うが「媚びてるみたいで苦手」と奈々の事を思い浮かべる。
カレンダーの7月の23日と29日に○を付ける有里。
23日は矢野の誕生日で、29日は奈々の誕生日。
有里は中学2年の頃の矢野を思い出す。
『気のせいだろうか 彼が変わってしまったような気がするのは』

バーで働く矢野に、客が「きれいな子と夜中に手を繋いでいるのを見たぞ」と告げる。
東京から札幌に帰って来た時に、北海道訛りの女の子が昔の彼女に思えて…と矢野ははぐらかす。
その時店に女の子が矢野を訪ねてきた。矢野がずっと連絡を取って無かったからだ。
「もう来るな 次来たら本気で怒る」
そう言う矢野に女の子は「愛してないの?」と訊くが、好きだけど愛してないと言い放つ。

『冷たい 一見優しいけど 心の底は 芯から冷たい』

バイト仲間と舞花から合コンに誘われ、渋々参加した有里。
結果有里はネタにされ『良かったねブスな私が引き立て役になって』
それを見ていた舞花がつまんないから帰ろうと有里を誘う。
一緒に歩いてると、舞花は男の子の視線を集めた。
その時偶然矢野の姿を見つけ、バイト先を知る。
舞花に入ってみる?と勧められるが有里は今度にすると断った。

矢野はバーのマスターに『北海道訛りの彼女』の話を振られるが、話を擦り変える。
バイトの休みもゆっくりしない矢野にマスターは「何考えて生きてる?」と訊ねると「考えてません 考えたら立ち止まってしまいますよ」と答えていた。
そんな矢野をマスターは「前も後ろもどこも向いていない」と言う。
「今出来る事を全部やろうとして 今に没頭している」と。

有里はバイトに化粧をして来る様になっていた。
舞花にもっと教えて欲しいと言うと、彼女は嬉しそうに「もちろん」と答えた。
少しずつ、変わりたいと思う有里。洋服を買う為バイトを増やそうか考えていた。
親から貰っていた奈々の為に貯めていた貯金は、自分は貰う資格がない人間だから遣いたくないという。
自分はひどい人間なのだと。
奈々が死んだ時泣けなかったこと、
家族をめちゃくちゃにして大事な人を裏切り、寧ろ腹が立ったこと、
未だ立ち直れない親にイライラしたり思いやりのない人間なのだと。

バイトの帰り、有里と舞花は駅の購買機で矢野と隣り合わせになる。
いつもは有里を見ようともしない矢野が、一瞬自分を見てくれて驚く。

「矢野はバカな男じゃないの?」と舞花が訊ねると、有里は『たったひとりあたしを受け入れてくれた人』だと言う。
「彼だけが私をわかってくれた 彼を手に入れるならなんでもする」

有里たちは駅で帰省した竹内と遭遇するが、竹内は有里の変わり様に一瞬気付かなかった。
竹内は矢野の居場所を訊ねてきたが、知らないと答える。
『これは野生のカン まだあの子を近づけちゃダメ』
七美の事を、思い浮かべていた。

あるキッカケで、有里は母親に東京ではなく札幌に居る事がバレてしまう。
思わず電話を切る有里。
『あんな家に絶対帰らない』

7月23日、矢野の誕生日。有里は彼にあるものを渡す決心をしていた。
それは奈々が事故に遭う前に矢野の為に買ったプレゼントだった。
しかし矢野は、なんで今更?口実だろうと冷たくあしらう。

舞花は有里を慰めるが、逆に舞花なら出来るから「客のフリして矢野の携帯番号を訊き出して」と頼む。
『今さらイチ抜けするなんて するいよ』
有里に頼まれ実行に移す舞花だが、矢野に見破られてしまう。
結局マスターを通じてメールアドレスだけ入手できた舞花に有里は、「きれいだと得だね」と言う。
そんな有里に舞花は「もうやめたら?前向きに見えない」と促す。
「相手のためをいいことを願ってる?有里ちゃんの恋愛は相手を陥れるのを願ってるように見える」と言うが有里は「恋愛なんていかに相手をハメてやるかじゃないの?」と答える。
舞花は矢野の事を『どこかすっぽり抜けてる 血の通ってる部分が 優しいけど冷たい』印象だと言った。
矢野と一緒にいても幸せになれない 有里ちゃんは『愛されたい人』なんだと。

バイト先には、有里を連れて帰る為母親が来た。
有里を無理矢理掴んで怒る母親に、舞花は後にしてくださいとなだめる。
母親は帰る様に有里に説得するが、好きな人を追って来たから帰らないと伝える。
そんな有里を「勉強だけはできたのに唯一の取り柄もなくなった」と母親が言う。
きつい言葉を母親は続けるが、有里は『平気 こんなことじゃキズつかない』
「奈々が生きていれば良かった あの子が生きていればこんなことにはならなかったのに」と嘆く母親に、有里は「お母さんが思ってるほどいい子じゃないよ」と言うと、「おまえみたいな子生まなきゃ良かった」と有里の頬を叩いた。
涙が溢れる有里。

『引きずり落としてあげたかったの』
『けど 彼は綺麗で 曇がなくまっすぐで ああ そうか 本当は私 こんな人間になりたかったんだ』
『お願い 私を 愛して』

矢野の勤めるバーに閉店まで居座る有里。
支払い時に小銭を落とし、矢野が拾う。
有里は矢野の頭を抱えて言った。
「あの時 あたしを可哀相だと思ったんでしょ」
「言って 同情でも愛情を持ってくれたって」

『だって あんただけ 違ったの ほかのみんなと 誰とも あんた だけが』

しかし矢野は「利用しただけだ 奈々の代わりだった」と答える。

矢野はマスターにキャバクラ?に誘われるが、帰りに吐いてしまう。
そんなに飲んでないのにと疑問に思うマスターは矢野のズボンのポケットに眠剤が入っていたのを見つけてしまう。(ロヒプノールというのは睡眠導入剤です)
矢野に問いただすと、一年前から時々眠れない時を過ごしていたという。
それに中3から高1の途中と去年の夏あたりの記憶が飛んでしまっていること、
母親の葬式や東京から札幌に来た過程もあまり覚えてないと答えた。
でも、「忘れていない 眠ってる ここのずっと奥に」と胸を指す。

「あの時のオレを分析しろって言うほうが無理だ」
有里とマフラーを一緒に焼いたシーンを思い出す。
「オレだって自分を把握しきれない …オレだってやっと立ってるんだ」

『だから 頼む オレに助けを求めるな』

有里はバイトを休み続けていて、心配した舞花が訪ねてきた。
しかし横になって動こうとしない有里。

有里と矢野のあの中3の時の出来事と、あのモノローグが重なる。

『幾度でも君に出逢うよ 幾度でも君にだまされる
うんざりするくらい君とやり直し 嫌になるまで君と不幸に落ちる
道化にもなる 馬鹿者にも犬にも 誇りも冷静さも すべて捨てて 何もいらないから
ただ君が愛してくれると言うなら』


今回90Pと余りにもネームが多いので、少し省略したりしてますが何故か無駄に長くなってしまいました;


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COMMENT

こんばんは~♪

ベッコミ今月号読みました。う~ん;色んな感情がわいてきました。まず有里の性格は勿論ですが顔表情も醜く感じました。舞花が読者の代弁をしてくれたような気がしますが効果なし。前にも書きましたが矢野に執着し「彼しかいらない、見えない」ってなっていますよね。誰もが「愛されたい」という感情はもっているでしょうが有里のぶつけ方はみてて痛いですね。そして矢野ですが私も矢野が女遊びにはしっていたのにはがっかりしました。11巻で矢野が七美に「俺は基本的に気になる女しか声かけないし」って電話で言っていましたが中2の時矢野は自ら有里に声を掛けていることや今月号の「俺もそう感じてた」って台詞で私の見解としては矢野は有里に好意を抱いていたのでは?少なくとも気になる存在でだからこそ関係をもったのではないか?そういう想いが有里に伝わり「愛情をくれた」と感じさせたのでは?と思うのです。これも前にも書きましたが矢野は遠足の時やコンタクトにしてきた時にしろ時々やはり有里にしてみれば思わせぶりな態度をとっているような気がするので期待してしまうのでしょう。それにしても一度関係をもったということが重くのしかかりひきずっているのはそれぞれにとっていいこととは言えないと思うのですが。矢野はあんなに七美にべったりだったのに母のことや離れてしまって喪失感を感じてたとはいえ何故七美によりかからなかったのでしょうか?結局は「信頼」が足りず心が冷たいにつながっているのかもですね。動かない有里も気になりますが今後傷のなめあいみたいな共倒れ同棲生活に続いていくと思うとやりきれないですね。舞花はいい子だと思うんですが何故あの有里に興味を示すのか私も疑問です。普通あんなふうに言われたら関わりたくなくなりますが「ほっとけない」のでしょうか?ちびさんが書いてあるように理由があるのかもですね。8月号が楽しみというかドキドキですね。

| キャラメルアイス | 2007/05/17 21:30 | URL | ≫ EDIT

ちびさん、こんばんは。うにです。
私はいわゆる泥沼アレルギーです。この先も山本姉妹の話で終始するのでしょうか。想像上の事であろうが、病気や不幸の類には酔えないなぁ。
今、矢野はやっとの思いで崖っぷちに立っています。しかし有里はあくまで自分優先座席な人ですね。きっかけ話題が乏しくなる度、接点となる亡くなった姉を引っ張り出し、再び自分に視線を向けさそうとします。有里という船はどこへ行きたいのか何に行き着こうとしているのか.....「こんな人間(矢野)になりたかった」って船の名はstalkerかpsycho?
「前向きじゃない」とはよく自分が凹んだ時に言い聞かせる一言です。世の中の不幸のどんだけを自分一人が背負ってるというのか。ちっぽけなもんです。
有里は『どうせ私なんて...フンッ!』とひがむ前に、もっと外に目を向け現実に起こっている世の中のニュースでも見てみよ。赤ちゃんポストに親に捨てられた子、生まれてすぐ海に流された不幸な赤ちゃんもいる、虐待を受けながらも親を信じる子、戦争孤児たち、小児病棟で健気に病気と戦う子どもたちがいる。生まれてすぐの彼らに何の罪がある?一番愛されなくてはならない時期にたくさんのことを背負っているというのに。
心の持ちようで世界も変わる。不幸を自称し自ら重い十字架を背中に背負う必要なんてありません。じっと一点だけを見つめることはない。世の中はそれほど捨てたものではないし、よく周囲を見れば、案外近くに有里を親身に心配してくれる人々もいます。しかし本人はそのありがたみに気付いていない様子。それじゃ青い鳥も逃げちゃいます(矢野にはマスターとミミちゃんがいて良かったですねェ)
有里の親御さんは、たしかにひどい言葉を口走ったかもしれません。だけどお母さんの立場になれば、最愛の我が子を失い、大病をするわ夫は浮気者で離婚するわという人生の崖っぷちでしょう?追い討ちをかけて親に内緒で男を追いかけ回し、二重三重の心配をかける親不孝者もいる。果たしてお母さんは本気で言ったのかな?この状態で精神状態がまともでいられるのか。娘もそこまで言わせる雰囲気ときっかけを作るべきでない。本当に自分が愛されたいのならばそれ以上に相手を愛してあげるべきです。相手が後悔するまで許してあげれば良い。
私の場合、母がすごく疲れてたり、心配をかけて思わず頭に血が上って口走ったことなど本気にしません。終いに言うことがなくなり気がすむとこまで言わせておけばいいのです。「くそぉ母め~!」と思いつつ雑音にします。だって人間なんだもの(byみつを)。失敗して道に迷うこともある。生身の人間に完璧を求めすぎるといつかは故障します。
最後のモノローグですが、まさかあの有里に引用するとはもったいない話ですね。私はこのモノローグの響きとして、「命」という言葉が浮かびます。そして相手の全てに目をそらさず、自分の全てを擲つことのできる矢野に魅かれていました。
「いかに相手をハメてやるか」「引きずり落としてあげたかったの」「お願い私を愛して」と負の情念に流され、愛に飢え続ける女の言葉には到底思えません。おそらく私がこのモノローグの意味を履き違えていたのかもしれませんね。ここで行き詰って意味がわからなくなりました。心に負荷がかかりそうです。それでは。

| うに | 2007/05/17 22:57 | URL | ≫ EDIT

キャラメルアイスさんへ☆

いつもコメントありがとうございます♪
今回はついに有里が矢野に直接アプローチを始めましたね。
七美と矢野を応援している私としては、かなり複雑な想いで有里視線のお話を読みました。
彼女が舞花という親身になって手助けをしてくれる子が傍にいるにも関わらず、それを逆手に取って矢野から携帯番号を訊き出そうとしたりと未だ自己中心的な考えでいるのがとても悲しいです。
彼女の深い傷は相当なもので、幾ら誰が介入しようとしても聞き入れる事が出来ないのでしょう。
「矢野」を除いて…
有里は目標が『矢野』なのはわかるんですが、彼をどうしたいのかが明確に伝わってきません。
彼を幸せにしたい、或は自分が幸せになりたい、というのが欠落していて、とにかく自分の元に置いて置きたい、「矢野」を手に入れたい。という漠然としたものだけを感じます。
キャラメルアイスさんの仰る通り、矢野は有里の事を『奈々の妹』だけでない感情を抱いていたんでしょうね。
矢野は辛い時本当は『寄りかかる体質』なのに自分では気付いていなくて強がって自分を苦しめて…
大切だからこそ七美にはそういう自分を見せたくなかったんだと思います。
私事ですが、前に男の友達とメールで話した時に「嫁さんには弱い自分を見せたくない」と親の病気の事や会社での人間関係などの悩みを抱えていました。
私が彼の奥さんの立場だったら「何故夫婦なのに打ち明けてくれないの」と不思議に思うでしょう。
でも男の意地(プライド)というか、主として愛する人に心配を掛けたくないと言っていました。
男の人と女の人の考えは違うんだなぁとつくづく感じました。
矢野もきっとそういう気持ちだったんじゃないかなって思います。
でも…やはりいきなり姿を隠してしまったのはズルいですよね。
七美だって矢野がいない間もずっと想って安否を気に掛けてて、結果的に心配させてしまった事になるんですから…

8月号で有里と矢野の現在への経緯が判明すると思いますが、結果的に堕ちてしまった2人を見るのはなんだかちょっと心苦しい気持ちです。

| ちび | 2007/05/25 01:01 | URL | ≫ EDIT

うにさんへ☆

こちらにもコメントありがとうございます♪
泥沼アレルギー…私もそうかも知れません。
好きな作品なだけに、自分の中にも深く取り入れてしまってズーンと重苦しい気持ちです。
次回もまたこの空気を味わわなければならないと思うと更に;
しかも矢野と有里が一緒にいる経緯を知らされる訳ですから、好き好んで知りたくない事を目の当たりにしなくてはならないなんて(--;)
或る意味拷問に近いとです…(汗

有里の育った環境がよくなく、母親まで奈々に束縛され続け、それが今の有里の人格を形成してしまった事は可哀相だと思います。
「自分は不幸」と考えてしまう気持ちもわかります。
全ては自分が自分に見せている幻想でしかありません。
でも、その環境を変えれば幾らでも人は変われるんですよね。
有里はそれすらも拒絶し、自分の世界に浸り続けてしまってます。
おまけに『無垢だった矢野』まで道連れにしようとしていて…
ますますあの自分勝手だった庸子に似て来てますよね。
うにさんの仰る通り、親身になってくれる人が現れたというのに頑に拒むという姿勢が駄目ですよね。
いい加減素直になればいいのに、と思います。
でもそれは矢野にも言えたこと。
家族ぐるみで付き合ってくれたマスターの元を去って、これから有里と上京するんでしょう?
何故?
私にはわかりません…
2人共支えてくれる人が居たというのに進むべき道を誤ってしまったのか。
『嫌になるまで君と不幸に落ちる」ことは果たして幸せなのか?
今までこのモノローグは愛する人への想いの重さが感じられて大好きだったんですが、改めてみると結構後ろ向きな考えだなと感じました。
自分が自分で無くなっても構わない…なんて本当に愚かだと思います。

| ちび | 2007/05/25 01:02 | URL | ≫ EDIT

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| | 2007/05/29 02:35 | | ≫ EDIT

非公開の方へ

こんばんは!非公開にされているため「Aさん」とお呼びしますね。
辛い出来事を私に打ち明けてくれて恐縮です。
こんな私でも誰かの頼りになれる人間?なのかな…
ずっとお目にかかって無かったので、どうされているのかなぁとぼんやり思っていました。
Aさんのコメントを読み、今はなんと言ったらよいのか適切な言葉が浮かびません。
私は前に、矢野を置いて逝ってしまった庸子の事を卑怯だと言いました。
その言葉に二言はありません。
しかし…庸子の気持ちは痛いほどわかります。
痛いほどわかるからこそ、許せない。そんな自分が居ます。
だからといって、Aさんのお父様と同じ様に重ねる事はしません。
旅立つ理由は人それぞれ。
その人にしかわかりえない何かがあるのですから…
Aさんはわかってあげれなかったと自分を責めていますね。
人は愛する人をちゃんとお別れせず亡くした時、必ず悔やむのだと思います。
後悔することは自然で当たり前なのだと思います。
でもこの世にその人の全部を把握できる人なんて、居ません。
今はお父様の事を偲んでたくさん泣いて下さい。
泣いて泣いて涙が出なくなったら、前を見てください。
そしてお母様をしっかりと支えてあげて下さい。
妹さんにも協力して貰って下さい。

私も母子家庭です。
父親とは浮気が原因で離婚して会ってないのでほとんど死んだも同然で…
当時私は小学生でしたが、離婚後母親から心中を持ちかけられた事があります。母は薬を大量に服用してしまった事もあります。
そんな母を前に、小学生の私には何もできなくてただ泣いて「頑張ろうよ」と言うしかできませんでした。
でもそんな母も一人で私たちを育て上げてくれました。今は離れて暮らしていてすぐ帰れる距離でもないけど、お互い頑張っています。

だから、Aさんのお母様にたくさんたくさん言葉をあげて下さい。
距離があるのならその分温かい言葉で埋めていって下さい。
言葉は言霊ですから。

そしてAさん自身が辛いのならどうぞ私に思いの丈をぶちまけて下さい。
メールでもこちらでもいいです。
身内の方には遠慮してしまうでしょう?
全然迷惑だなんて思いません。
昔から「相談される役」だったのですよ;
私でよかったら。
Aさんを支えてあげる事ができたらいいです。

| ちび | 2007/05/30 01:39 | URL | ≫ EDIT

「オレだってやっと立っているんだ」


この言葉で矢野が多くを語らなくても、矢野の精神状況が決して正常ではない事が作品のフィルターを通して読者の私にズシンと強く伝わってきました。

「言葉って軽い」…そう感じる時があります。

例えば、大切な誰かに自分の想いを伝える時。

愛、希望、夢、不安、絶望、失望…そんな類の形のないものや感情、言葉に想いが負けてしまう事もあれば、伝える事がとても困難だったりする事が多々あります。

私自身、キャパシティがなく、表現する材料が少ない分、伝達行為にはいつも悪戦苦闘です。

そんな無力で甘ちゃんな私ですが、自分の気持ちは出来るだけ相手に伝えようと思っています。

観察力、推理力、想像力、表現力…これらは、読者としてでだけでなく、人間として大切な能力だと思います。

そして自分の痛みは自分しかわからないように、だからこそ自分の傷と向き合わなければ、本当の意味で相手の痛みや傷を理解することが出来ない。

やっぱり解ったフリはしたくない、そう感じます。

矢野の不運な人生を作品で伺う度に自分の胸に手を当てて目を閉じ、想像してみる。

私にも傷のようなものが何個か確かにあるのだけれど、矢野のように壮絶な痛みや苦しみ、絶望感や失望感は味わった事はない…恥ずかしながら、そう感じます。

矢野を植物に例えてみる。
劇中で矢野が『元晴君の植物観察日記』として竹内に電話で話したように枝が折れて、曲がって、葉が破れている様かと言われれば決してそうじゃない。

想像上かもしれないけれど、私には矢野が真っ直ぐで綺麗な心を持っている生き者=根っこの持ち主に感じます。

美化する事も劣化する事もなく、例え、生気を失った死んだような瞳や機械化した動きをしているように見えてもどれも彼は等身大で、矢野は汚れてなんかいない…何度伺ってもやっぱり私はそう感じます。

そして、私よりも彼は真っ直ぐで綺麗な生き者なんです。

どんなに壮絶で不運な人生を歩んでも、翻弄されている風であっても…有里が彼のような人間になりたかった気持ち、これも作品というフィルターを通した読者ではありますが、理解できるような気がします。

ただ、もし今の彼に言える事があれば、彼の方位磁石は狂っている…そう感じています。

真っ直ぐ、高橋の元へ…

七美の面影を求めて、彼はさまよい、傷付いた羽をバタバタさせながら、今を生きること、立つ事に精一杯で逢う事も出来ずに動けないでいるような印象を受けます。

やはり、私は作品を読むきっかけになったのが、「矢野元晴」で、作品の魅力も全て「矢野元晴」が原点であり、強く惹かれているんだと思います。

架空の人物ですし、男性の好みとしてもtypeかと言えば、違う。

だけど、「矢野元晴」=「僕等がいた」なんですよね(笑)

私にとって。


それが一番しっくりくるような気がします。

有里の件は、また「衝撃の事件」と「空白の時間」を次回伺った時にでもcommentさせて下さい。

宜しくお願いします!!

| りりこ | 2007/06/01 02:20 | URL | ≫ EDIT

りりこさんへ☆

こんばんは!
こちらにもコメントありがとうございました☆お待ちしておりました♪
前々回、矢野が帰宅した家に有里が居た事、その時の魂の抜けきった様な矢野の目…
そして前回、意外にも矢野は周囲に明るく振る舞っていてもう庸子の事は昇華出来たのかな?と感じ、安堵しました。
ところが今回、実は内面はどんどん浸食していってしまっていた事に胸が痛くなりました。

救い様がないのは、今の矢野がこの状況より更に悪化しているということ。
矢野の事を考えると有里といる事は間違っているのだと思います。
それが有里を救う行為だったとしても、私は他人より自分を大切にして欲しいと思う。
でも矢野はそれができない。
大切な人を自分のいない所で2人も失っているから。
きっと「あの時自分がいたら…」と彼は後悔したでしょう。
そして、有里が危うい状況だと知って今度こそと思わず手を差し伸べたのでしょう。
どうしたら有里も矢野も両方救えるのでしょう?
どちらかを諦めなければ駄目なのでしょうか。
でも、そんなの悲しすぎます…
「みんなが幸せになれる方法」
誰か知ってるのなら教えて欲しい。

りりこさんと同じく私も「僕等がいた」の魅力は『矢野』だと思っています。
実際に居そうで…でもやっぱり現実には居そうにない、そんな不思議な存在ですよね。
そういえば、最初は七美メインだったのにだんだん矢野へとシフトしてきていますね。
細かくすると七美、アキ、有里へ。
いつか矢野視点のお話が読みたいです。
彼がその時その時本当はどう思っていたのか、知りたいです。

| ちび | 2007/06/02 00:46 | URL | ≫ EDIT

私は、矢野の気持ちが分かるような・・・気がしました。文章能力が乏しいのでつたえられないかもしれませんがι矢野は多分、奈々さんや母親さえも守れなかった自分が七美を守れるハズが無いと感じたんだとおもいます。だから竹内くんに『七美を頼む』って言ったんだと思う。でも、近くでそれを見守る程強くは無いし、七美にさよならを告げる事もできなかった・・・きっと他にもいっぱい事情はあったはずだけど、多分そんな気持ちもあったのではないかと感じました。そして、竹内くんに頼むといって離れたものの、実際二人が付き合ったと聞いたら傷ついてしまったのではないでしょうか?だから友里と一緒に住む事に決め、自分も前に進まなくては・・・友里を愛せるなら愛したいと思ったんじゃないかな。・・・って、本当にただの予想ですがι

| サキ | 2007/06/08 07:23 | URL | ≫ EDIT

今回のを読んで、思わず泣いてしまいました。
有里が母にいろいろ言われて泣くシーンで・・・・・・。
なぜかというと、このお母さんが言ってることは、私にも当てはまるんですよ。
器量が悪くて、勉強を頑張るしか取り柄がない人間。。。
有里と気持ちが重なってしまい、涙が溢れてしまったんです。
有里のお母さん、異常じゃないの!?って思います。
そりゃ、可愛くてモテる、自慢の娘がいなくなって悔しいのは分かります。
だからといって、自分に似ている娘に八つ当たりするような事はやめてほしい。
そう思います。
このあとどうなっていくのか気になりますね~。
有里は寂しかったんだと思います。
両親はダメダメ、みんなお姉ちゃんばっかり愛す。
自分には誰も見向きもしない。
そんな有里にとって、矢野は憧れで、そして唯一の救いの場所だったのではないでしょうか?
この二人がくっつくことで、幸せになれるのかは分かりません。
けれど、幸せならば離れないで欲しい。
また有里は苦しむことになる。孤独になる。
って、話的に無理だとは思いますけどね。
絶対に、ななみと最後は結ばれますよ。少女漫画ですしね。
それではw

| めろん | 2007/06/08 17:53 | URL | ≫ EDIT

アニメを期に『僕等がいた』に嵌って、こちらのサイトのレビューも本放送時から読ませていただいていた30代男性です。
女性のコメントばかりの中で、お邪魔するのはと書き込むのを躊躇っていたんですが、さすがに今月のエピソードを読んでしまうと我慢できなくなってしまいましたw

これまで、どちらの感想サイトを覗いてみても、女性のファンは有里に否定的な印象を持たれている方が多かったのですが、男の自分は割りとそうでもなく、その辺りの感覚のずれを今回のマスターの「妙な色気」発言ですとんと腑に落ちた感がありました。
彼女は、自身の恋に関してひたむきというより執着質で、ライバルを排除して抜け駆けしたいと願う打算さを持ち、そのくせ自虐的で自己否定感が強く、いくら褒めても素直に受け取らない。
実際に付き合ったら、それはそれは凄まじく扱いが面倒くて、手に負えなさそうなのですけど、それだけに、ある意味「よく出来た彼女」である七実より遥かに「生きた人間」としての魅力を感じてしまいます。
七実を出し抜こうと浅墓な思考を巡らせる彼女は、確かに醜く愚かだけれど、なればこそ、血肉の通った人間としての「美しさ」に満ちている。
これが彼女の「色気」なのですよ。

そういった意味合いで、母の死後、その内面においてずっと「死者」のままだった矢野は、「愛されたい」という自分の欲求に素直に向き合おうとしている有里に自分に欠落している「生」を見出すことになっても不思議ではないと思う。
そう解釈すると、これはこれで非常にストレートな「再生のロマンス」で、このまま有里とくっついて、「死者」たる矢野が感情を回復させた「生者」として生まれ変わってハッピーエンドでいいじゃん──
……いや、まぁ、その役目は主人公の七実が担うんでしょうね。少女マンガのあるべき姿としては。

でも、矢野と別れてから「待っている」という約束の陰に隠れて、思い出と自分の心の中に引きこもっていただけの彼女にその資格があるのかな。
有里のように、追えば良かったのに。なりふり構わず。
少なくとも有里は、何度も傷つきながらも追いかけてここまできたのに。
これはどちらかというと少年マンガ的な感性かもしれませんけど、たとえメインヒロインといえども、闘ってこなかった人間が最後に美味しいところを持ってくのは納得いかないなぁ。
七実がヒロインとして復帰するなら、相応の試練を乗り越える必要があるような気がしてなりません。

管理人さんはふたりが結ばれることを「堕ちる」という表現で書かれていたけれど、それが今回のエピソードの延長線上であるのならそこまで酷い関係にはならないでしょう。
舞花と出会う前の有里だったらそうかもしれないけれど、彼女と出会って自分が生きるために何を欲しているのかを知った彼女と結ばれるのであれば、決してそんなネガティブなだけの関係にはならないと信じます。
……いや、まぁ、だからこそ、次回辺りでふたりが結局「死者」として結ばれるような、地獄に突き落とされるようなエピソードが待ってそうな嫌な予感もするんですけど。

自分のブログでもないのに長文のコメントすみません。
おまけに空気読めてないこと甚だしいし……
でもそれだけ今回のエピソードが衝撃的だったということで、お許しいただければ幸いです。

| 義忠 | 2007/06/08 22:08 | URL | ≫ EDIT

サキさんへ☆

初めまして~コメントありがとうございます♪
私もサキさんと同様に感じています。
矢野が竹内に「頼む」と言ったのは七美から逃げたんじゃなくて、自分から解放したという感じを受けました。
『自分に関わる人は幸せになれない』
そんなトラウマが彼をそうさせたのではないでしょうか。
でも、自分から仕向けた筈の竹内と付き合っているという事が、心からは祝福できない自分がいるのではないかな…
そんな表と裏の自分がかけ離れていって「本当にしたいこと」をしない、できない矛盾だらけの自分を蔑まし『恨んで憎んで葬って』と七美に訴えてる印象を受けました。
矢野が今有里と居ることは有里の為でもあり、自分自身の為でものあるのかなと今は思っていますが…本当の所はどうなんでしょうね。

| ちび | 2007/06/09 16:48 | URL | ≫ EDIT

めろんさんへ☆

初めまして、コメントありがとうございます♪
有里に秘められた過去がどんどん明るみになってきましたね。
以前から、奈々が亡くなってから有里は母親とあまり仲が良くないという印象を持っていましたが、今回で修復出来ないまでの関係に陥ってしまいました。
漠然と抱いていた「自分は愛されていない」という感情は、母親の「生まなきゃよかった」によって事実となって有里に重くのしかかったと思います。
あの一言は、奈々の事を悪く言ったから思わず口にしてしまった言葉だと信じたいです。
本当に愛情が無ければ、わざわざ迎えに来たりしないと思うんです。
やっぱりどこかで心配だから有里の元に来たんだと思います。
めろんさんは有里と自分を重ねてらっしゃっていますね。
私も少し感じていた時があるんですが、兄弟が居るとどうしても比べられてるんじゃないかって思うんです。
私がよく言われたのは「お姉ちゃんだから我慢しなさい」ですね。
当時は弟が自分よりかわいがられてるという気持ちでした。
でも、本当はそんな事ないんですよね。
有里の母親だって同じ様に分け隔たり無く愛していたはずです。
でも奈々が亡くなった事で、悲しみから故人をより一層想ってしまうという行為が、有里にとっては「愛されてない」と感じてしまった。
有里の母親の中では、奈々はどんどん存在が大きくなり、美化され、悲しみから抜け切れないでいて…或る意味可哀相な人なんだと思います。
奈々はもう居ないのに、それを自分のもう一人の子、有里に重ねようとして矛盾を感じ、「どうしてあんたは」と言ってしまう。
有里は被害者なんですよね。歪んでしまうのもわかります。

この先本当にどうなるんでしょう?
全然見当も付きませんよね。
私個人としては七美と矢野が幸せになって欲しいと思っています…

| ちび | 2007/06/09 17:12 | URL | ≫ EDIT

義忠さんへ☆

初めまして、コメントありがとうございます♪
そんなに前から来て下さっていたなんて本当にどうもありがとうございますm(_ _)m
男性も大歓迎なのでどうぞ気軽にコメントしてくださいな~

うーん、女性ファンが有里に否定的というご意見、もっともだと思います。
やはり少女漫画に於いて、ヒロインの敵的存在の女の子は受け入れられにくいのだと思います。(かくいう私もその一人ですが…)
しかも独りよがりな感想を述べているので、感情も偏りがちですね;
でも色々な方から色々なコメントを頂いて、自分にはない感情や捉え方をされているのはとても新鮮で、視野が広がります。
義忠さんも、有里に対して否定的でない印象を持たれていて異性の視線としても興味深いです。

そうそう、アニメが始まってからこんな変化があったんです。
今まで原作の感想を書いている方はほとんど女性で、読むと有里の事がウザい、邪魔、そんな厳しい意見が多かったです。
ところが、アニメが放送されて男性のレビュアーさんも増えていって、私が訪問した先では、七美より有里の方がいいという方もちらほら居てビックリしたんです。
男性からみると有里は何か惹かれるものがあるのかなーと不思議に感じました。

そして今回、私は衝撃を受けてかなりショックだった事が…
「矢野は有里に色気を感じていた」
なんで?と私は本当に矢野のこの思考が理解出来なくて。
『色気』を性的に捉えてしまって、矢野がとても生理的に嫌だと感じてしまったんです。
でも、よく考えるとそんな単純な意味じゃなく、とても深い意味での言葉なんだなと落ち着きました。
義忠さんの考える「色気」は私に無い捉え方で、なるほど!と唸ってしまいました。
見た目はクールで隙がなく、しかし本当は不器用で完璧でない有里。
強気だけどたまに見え隠れする弱い部分が人間らしいですね。

男性が有里に惹かれるのが、女性が矢野に惹かれるのと似ている様な気がしました。
矢野も有里も見た目とのギャップが激しいんですよね。
矢野は明るいけどどこか闇を抱いてて、そういう不安定さが女性には、支えてあげたいという感情に駆られる。
有里は感情の起伏があまり無く身なりも地味で、典型的な真面目キャラだけどある一人の事となると人が変わったかの様に闇雲に追い求めて、彼女である七美にも宣戦布告したりと行動派になる。
そんなギャップがたまらなく魅力を感じてしまうのでしょうか。
逆に七美と竹内は見た目と中身のギャップがないといえば無いですね(笑)

義忠さんは有里と矢野エンド希望ですか?
私は…駄目なんです。この2人は…
どうしても『ハッピー』とは思えない。
言葉は悪いですが、なんだか負けたもの同士が寄り添って支え合っているだけという気がするんです。
義忠さんはベツコミご覧になられたでしょうか?
私は数話前の有里と同棲?している矢野の生気を失った目を見てからは、『有里と居ることは間違ってる』と思いました。矢野は幸せじゃない、って。
矢野だけしか見えて無い有里が舞花と接触して「もうやめたら?前向きに見えない」と助け舟を出してくれても、最終的に矢野から離れる事が出来なかった。変われなかった。
私が「堕ちる」という表現をあえて使ったのは、そういう事なんです。
だから次回は彼等が一緒に東京に出てきて同棲?までの経緯を突きつけられるんだと思うと、もうホント地獄ですよー…

七美が有里の様にすぐ矢野を探さなかったのは私も少しどうして?と感じました。
普通に出来ていた連絡が取れなくなったら、私なら不安で居ても経っても居られないと思う。
きっと七美も七美なりに探したんだと思います。矢野の同級生に訊いたり。
でも有里みたいに家までは行かなかった。住所は知ってたと思いますが。
そういう所で先を越されてしまった感はありますが、忘れてはいけないのは『矢野が七美を避けていた』という事です。
自分が避ける対象になっているのですから、それを探し出すのは難しい。
逆にいうと有里は対象外だったのですんなり探し当てたという感じ…?

有里の矢野への努力は相当なものですが、かつて七美も矢野から奈々をやっと思い出にしてあげれたのですから、とことん堕ちた彼をきっとまた上に引き上げてくれると思ってます。
有里じゃなくて七美しか出来ないと信じています。

義忠さん、空気読めてないなんて事はありません!
素直なお気持ちで書いてくれたのですよね。
私はそれが嬉しいです。また感想くださいな。

| ちび | 2007/06/09 18:26 | URL | ≫ EDIT

管理人様

丁寧なレス、ありがとうございます。

自分の場合、この『僕等がいた』はただの恋愛コミックというより、矢野というひとりの少年を中心とする人々の「魂の物語」として読んでいます。
それに自分の乏しい経験則wからすると、恋愛というのは往々にして「なるようにしかならない」ので、誰と結ばれるかは結果論に過ぎないと思っています。
その意味で、七実よりも有里の方が「なるようになりそう」というだけの話で、それだけで矢野の魂が完全に救われるとは限りません。
恋愛や生活のパートナーとして矢野を得るのが有里だとしても、物語の最後に矢野の魂を救うのは七実かもしれない。
それだと、かなり切ないラストになりそうですけど、それはそれでありか、と。

一見、同じ「恋愛関係」という括りに見えたとしても、矢野にとって七実と有里では求めているものが異なるのではないでしょうか。
有里はおそらく矢野の抱える闇と同質のものを持っているが故に、矢野は彼女の存在を突き放しきれなかった。それをしてしまうと、まるで自分で自分を切り捨てるようで、苦しく、時に痛みすら感じていたかもしれません。
逆に言えば、彼女を無視できない間は、矢野は自分自身の価値をぎりぎりで無視せずにいられる間だとも言えるのではないでしょうか。
また同じ魂の持ち主だけに、有里が見出した救いと再生の道は、矢野にとっても効果的なはずです。
まぁ、今月のエピソードを読むまでは、私も傷付け合うだけの関係のように思っていたのですが、舞花の存在ひとつでここまで有里が変われるとはなぁ。
人の出会いというのは、いかに重要かという話ではありますね。

管理人様は、数年後のあの虚無を抱えた矢野の姿を持ってふたりの関係をただネガティブなものと捉えているようですが、私の評価は逆で、有里との暮らしがあったから「あの程度」で済んでいたのではないか。
今月号の矢野を見ると、あれはこのまま放っておいたら、その内、自殺でもするか、事故か犯罪でも引き起こすか、下手をするとそのまま衰弱死でもしかねない勢いのように見えます。
その彼にまがりなりにも「ただいま」といって帰る場所を与えることに成功した有里は、矢野の恋人としての役目を立派に果たしていると言っていいでしょう。
でも、たぶん、それでも、矢野の心の虚無を埋めきるには、まだ何かが「足りない」んでしょう。

逆に七実は矢野の闇を本質的には理解できていない。
有里のような「共犯関係」にもなく、矢野がそれまでの人生で積み重ねてきた「罪」を知らない。
話を聞いて想像はしただろうし、同情もしただろうけど、矢野本人が感じているような地獄の底のような自己否定の絶望感に本質的には共感しきれていないんじゃないか。
だけど、だからこそ、一緒にいて救われる、そういう存在なのだと思います。
有里相手だと否応なしに自分の「罪」と対峙する羽目になるけど、何も知らない七実が相手なら、その「罪」を意識しなくて済む。
理解なんかしてくれなくていい。そばにいて笑っていてくれるだけでいい。
自分を苦しめる自己否定のロジックを、理解できないからこそ軽やかに笑い飛ばして解放してくれる。
それが七実の役目です。
しかしそれだけに、母の死後、自分は簡単に「救われちゃいけない」と思いつめている矢野は七実を避け続けたのでしょう。
逆に言えば、矢野が七実に会えるのは、「自分は救われてもいいのだ」と自己肯定できるようになってからです。

だから役割的には、今のどん底状態の矢野をそれなりに社会生活ができるレベルまで引き上げ、最後の救済者となる七実に引き渡すまでが有里の役目ではないか、と。
……どこまで不憫な役どころなんだ、このお嬢さんは(つД`)

七実がどこまで本気で矢野を探していたか云々で彼女を責める気は私もありません。
でも、何もかも捨てて追いすがってきた有里の執念には及ばなかったし、また「避けられてる」という予感が事実であることを確かめることがやっぱり怖かったんだと思います。
それに矢野の抱える闇は、ごく普通の家庭でご両親から愛されて育ったような普通のお嬢さんが向き合うにはやっぱり重過ぎますよね。
社会人になって、それなりに視野も広がっているだろうけど、今のままの七実に自己否定の闇の底で膝を抱えているような矢野に届く「言葉」を見つけられるのだろうか。
上で書いたような「最後の救済者」としての役目を彼女が果たすにしても、やっぱり厳しい試練を乗り越える必要があるように思うんですよね。

それでも、たとえどんな結末であるにせよ、それぞれの登場人物が自分の人生を肯定できるような結末であってくれればと思います。
その意味で、今回のエピソードは、有里に(たとえそれがほんの微かなものであるにせよ)自己肯定の光明を指し示してのけたという点で、実に素晴らしいエピソードだったと思います。

また長くなってしまいましたので、この辺で。

| 義忠 | 2007/06/10 15:24 | URL | ≫ EDIT















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