2006.05.25 Thu
ジョゼと虎と魚たち
![]() | ジョゼと虎と魚たち 妻夫木聡 田辺聖子 犬童一心 角川エンタテインメント 2004/08/06 |
DVD借りて観ました。
前から観たかった作品で、でもチャンスがなくてやっと観た。
本当にいい映画。もう一度、というか何度も観返したくなる様な作品でした。まだ観てない方、おすすめです。
どんなお話かというと…妻夫木演じる恒夫のバイト先で最近話題に挙っている乳母車で散歩をする婆さん。“その乳母車には麻薬とか大金が入ってる”と言われてて恒夫も気になっていた。
ある日犬の散歩をしていたら坂をあの乳母車だけが猛スピードで下ってきた。
行き止まりでぶつかり、恐る恐る乳母車の中を確認すると少女がうずくまっていた。それが自分を「ジョゼ」と名乗るくみ子との出会い。
ジョゼは小児麻痺で歩けない。婆さんはそんな孫を近所に見せたくなくていつもジョゼは乳母車に乗せられて散歩をしていた。
ひょんな事がキッカケで家に朝食を呼ばれた恒夫だがジョゼの料理の腕前に驚かされ度々ジョゼの家に足を運ぶ事になる。
以後感想。ネタバレも含みます。
まず、ジョゼが強烈に個性的なキャラクターで好きです。
ばりばりの大阪弁なんだけどお婆さんと暮らしていたせいか、喋り方のトーンや服装がとてつもなくババくさい(--;) 普段からあまり外出しない生活を送っているのでおしゃれというものを知らないのだ。
大阪らしくいうと「むっさい」カンジ(笑)
言い方も女の子らしくはない。でもどことなく自分の世界を持っていて、それに恒夫は惹かれていく。一見不釣り合いな2人だけどとても幸せだった。
乳母車から顔を出して町を恒夫と駆け巡る時にジョゼが周りに興味津々な所がかわいい。
恒夫に出会う前はどこか生気のなかったジョゼが人らしく、女の子らしくなっていくのがわかる。
恋というものがジョゼを少しずつ変えていく。
でも、恒夫は実家にジョゼを紹介しに連れてく途中、ジョゼがはしゃぐのをうっとおしく感じてしまう。
本当にこの先ジョゼと上手くやっていける自信はあるだろうか?
そして、恒夫は両親に紹介するのを辞めてしまう――
今は幸せだけど身体障害を持つ子との未来を考えたら怖くなったのかな。
だから健常者で色々な弊害が無い前の彼女の元にいってしまった。
そういう所がやけに現実っぽくて生々しい。
恒夫は卑怯な男だと思う。でもこれから先、支える事が出来ないとちゃんと答えを出したのは正しい選択なのかも知れない。
身寄りの無い、障害を持った子に同情で付き合っていくなんて残酷なだけだから。
それをジョゼはわかってた。だから別れる時も後を追わなかった。
その後2人はもう会う事もなかった。
この『短い恋』に意味があったのかは最後に出てくるジョゼを見れば自ずと答えが出ている気がします。
*ジョゼと虎と魚たち 公式サイト
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