2006.12.13 Wed
僕等がいた(betsucomi1月号)
Betsucomi (ベツコミ) 2007年 01月号

裏切る
約束を
たがえる
信頼を
ふみにじる
だから
高橋
読みました。ネタバレありです。注意してください。
名刺には『長倉元晴』と書かれていた。
アキは同僚からその人物について詳しく訊こうとするが、北海道出身という事以外はわからなかった。
『明日には竹内くんが七美にプロポーズする…』
取材も明日だったが焦りを感じたアキは慌てて確かめにゆく。
そこは一軒家で従業人が6人しかいない小さなアトリエ。
快く中に案内されるも、ここに本当に矢野がいるのかもしかして別人なのかもと不安になるアキだが、『長倉』が使っているデスクにララ美の写真を見つける。
その時、アキの後ろに『長倉』と名乗る男が現れた。
明日が楽しみで仕方ない七美にアキは「矢野に会った」と打ち明ける。
矢野は1年前から東京に住みだし、設計をしていた事、『長倉』になったのは実父の名字だった事を話し、明日一緒に行こうと誘うが七美はその場で倒れてしまう。
七美のモノローグ。
『だから 私は誓ったの 次に会ったら 二度と離さないって』
でもソファに横になって泣きながら言った言葉は「会わない」。
もし会いたいのならその必要があるのなら、矢野が自分から会いにきてくれるはず。
矢野がそう決めたなら…
『元気ならそれでいいの……』
『矢野』は七美がアキと同じ会社にいる事、竹内と付き合っている事を功太郎から聞いていた。
でもアキには一切知らせていなかったのだ。
平気なの?と尋ねるアキに『矢野』は、「オレが望んだから」と答える。
アキは27日は約束通り竹内と会うと泣き腫らした目で言う七美に「時間を巻き戻せたらいいのに」と言った。
『長倉』は仕事を終えて家に着き、鍵を開けながら昔の七美との会話を思い出していた。
すると中から「おかえり」と声が…
それは眼鏡をした女性、有里だった。
"裏切る 約束をたがえる 信頼をふみにじる
だから 高橋
オレのことを恨んで
そして 憎んで
葬って"
そして彼は「…ただいま」と答えた。
今度の表紙は正真正銘の七美と矢野!
前はアキ?とだったのでなんだかホッとした感じ。
こんな風に仲良しの2人をまた見れたらいいなと思って臨んだ今回のお話。
しかし表紙とは裏腹に扉絵で2人は笑っていない。
不安が募り、的中した。
『長倉』は実父の姓と聞いて驚いた。実父って事は…矢野の本当のお父さんなんだよね?
義父じゃなく実父の籍に入ったって事は…もしかして美智子の養子に?
1年前に東京に出て来たって事はそれまで一緒に暮らしてたのかな。
もしそうだったらあれほど否定してた養子になる事を受け入れたのは「過去を捨てる」事で自分からそうしたのか、それとも庸子がそう願ったのか。
あれだけ離したくなかった七美を竹内と付き合う事を望んだのはきっと自分じゃ幸せにできないからと思ったからでしょう。
でも七美はずっと矢野が帰ってくるのを待ってた。
どんなに時が経っても矢野の「高橋と出逢うために生きてきた」という言葉を信じ、また会ったらもう離さないと誓うほど。
6年も会ってないのに七美がそれほどまでに矢野を想い続けてた事、それを表に出さず過ごしていた事に私は涙が出そうになりました。
七美はやっぱり矢野の事忘れてなんかなかった。
矢野の自分といると不幸にさせてしまうんじゃないかって自分から遠ざけた思いやりはわかるけどやっぱり矢野の選択は間違ってる。
その気持ちを何も言わずにいるくらいならちゃんと七美に向かってそう言えばよかった。
七美の幸せは矢野がいないと成り立たないもの。
誰かが代わりになれるものじゃないんだよ。早く気付いて欲しい。
どちらにせよ、もう彼は『矢野』ではなくなった…
でも名が変わっただけでない。
私から見れば彼は以前の『矢野』じゃないみたいに思えた。
クリエイティブな仕事に就き、順風満帆な生活を送っている。
けど、どこか魂の抜けた人間にみえる。
なんだか機械的。まるで心がない。ただただ生きてるって感じ。
これが矢野なの?と目を疑いたくなる。
本当にもう彼は変わってしまったんだろうか?
尋ねて来ても追い返したくらいの有里と一緒に暮らしてるというのも、何か理由があるのかも知れない。
私は過去にそういうのはあると覚悟していた。でも現在進行形だったのにビックリした。
でも何故北海道じゃなくわざわざ東京に出て来て同棲してるの?
一緒に住もうと言いだしたのはどっち?
色んな疑問が駆け巡る。
でもどんな理由があったにせよ、七美に対する裏切りは確か。
今まで私は矢野の事を自分と似ていて自分の分身の様に思っていた。
けど、有里といる理由がわからない。理解できない。
私はそんな選択をしないから。自分と同じ様な人間と傷を舐め合う事は虚しいし、何の意味があるの。
私は長い同棲経験があるのですが、同棲ってかなり勇気がいる事なんだ。
相手の事この先ずっと『好き』って思えなきゃできない。
しかも同棲って相手と『一緒に居たい』からするもの。
矢野は有里と『一緒に居たい』と思ってるの?
少しでも『好き』の気持ちはあるの?同情じゃなくて?
彼は大人になって成長するどころか、いつまでも同じ場所を繰り返し歩いてるだけ。
ただ臆病なだけなのか、矢野は依存するタイプだから自分が支えてあげる様な人が居ないと駄目になってしまうからなのか。
それとももう自分の幸せを諦めてるの?
でもそこから抜け出さないといけないと思う。
自分に似た有里といて、同じ様に傷付いた気持ちを分かち合えるという安堵感はあるのかも知れないけど。
けどねそれって幸せっていえる?
七美の夢に出てきた矢野は「幸せ?」の問いかけに微笑んでたけど、あのもう人でなくなったかの様な矢野を見て私は、彼は今幸せじゃないって感じたよ。
『だから 高橋 オレのことを恨んで』ってあったけど、自分からそういう風にしてしまったんじゃないの?
矢野は今まで自分の行動を間違ってたと後悔をしてきたけど、どこかに『芯』がある人間だと思ってたのに。
「過去を捨てた」のにまだ引きずりっぱなしじゃないですか。てゆうか、有里と居る事で更に背負ちゃってるし。
ここにきてあれだけわかったつもりでいた矢野の気持ちが全然見えて来なくて気持ちが収まらないよ!
*追記*
少し気持ちが落ち着いたので整理してみようと思います。
七美の実家に矢野から電話があったのが大学1年の春、そして竹内が矢野に会ったのはその年の夏です。
この時、矢野は竹内に「高橋を頼む」と言っています。矢野は七美が大学に受かったのを聞いてからその行動に移しました。
矢野が母親を亡くし、住んでいた東京のアパートから出て行ったは18歳の夏。その後北海道の実家、おばあちゃんの所に暫く居たと竹内が言っています。
一方、有里は一度東京の大学に進学しその半年後中退して北海道にある大学を受け直しています。
するとやはり有里が北海道の大学を受け直したというのは矢野が原因だとわかります。
きっと彼女は矢野を追って、北海道に戻る事にしたのでしょう。
そしてもしかしたら、(これは私の憶測でしかありませんが)心身共に疲れきった矢野に会い、「自分が矢野の傍にずっといる」と言ったのかも知れません。
そして矢野は揺れ動かされた?それとも突き放した?
うーん…まだ見えて来ないので何ともいえませんが…
それから前に『矢野の行方を知っている子が同じ高校にいた』としおちんが言ってましたが、あれはアキじゃなく功太郎の事だったんですね。
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約束を
たがえる
信頼を
ふみにじる
だから
高橋
読みました。ネタバレありです。注意してください。
名刺には『長倉元晴』と書かれていた。
アキは同僚からその人物について詳しく訊こうとするが、北海道出身という事以外はわからなかった。
『明日には竹内くんが七美にプロポーズする…』
取材も明日だったが焦りを感じたアキは慌てて確かめにゆく。
そこは一軒家で従業人が6人しかいない小さなアトリエ。
快く中に案内されるも、ここに本当に矢野がいるのかもしかして別人なのかもと不安になるアキだが、『長倉』が使っているデスクにララ美の写真を見つける。
その時、アキの後ろに『長倉』と名乗る男が現れた。
明日が楽しみで仕方ない七美にアキは「矢野に会った」と打ち明ける。
矢野は1年前から東京に住みだし、設計をしていた事、『長倉』になったのは実父の名字だった事を話し、明日一緒に行こうと誘うが七美はその場で倒れてしまう。
七美のモノローグ。
『だから 私は誓ったの 次に会ったら 二度と離さないって』
でもソファに横になって泣きながら言った言葉は「会わない」。
もし会いたいのならその必要があるのなら、矢野が自分から会いにきてくれるはず。
矢野がそう決めたなら…
『元気ならそれでいいの……』
『矢野』は七美がアキと同じ会社にいる事、竹内と付き合っている事を功太郎から聞いていた。
でもアキには一切知らせていなかったのだ。
平気なの?と尋ねるアキに『矢野』は、「オレが望んだから」と答える。
アキは27日は約束通り竹内と会うと泣き腫らした目で言う七美に「時間を巻き戻せたらいいのに」と言った。
『長倉』は仕事を終えて家に着き、鍵を開けながら昔の七美との会話を思い出していた。
すると中から「おかえり」と声が…
それは眼鏡をした女性、有里だった。
"裏切る 約束をたがえる 信頼をふみにじる
だから 高橋
オレのことを恨んで
そして 憎んで
葬って"
そして彼は「…ただいま」と答えた。
今度の表紙は正真正銘の七美と矢野!
前はアキ?とだったのでなんだかホッとした感じ。
こんな風に仲良しの2人をまた見れたらいいなと思って臨んだ今回のお話。
しかし表紙とは裏腹に扉絵で2人は笑っていない。
不安が募り、的中した。
『長倉』は実父の姓と聞いて驚いた。実父って事は…矢野の本当のお父さんなんだよね?
義父じゃなく実父の籍に入ったって事は…もしかして美智子の養子に?
1年前に東京に出て来たって事はそれまで一緒に暮らしてたのかな。
もしそうだったらあれほど否定してた養子になる事を受け入れたのは「過去を捨てる」事で自分からそうしたのか、それとも庸子がそう願ったのか。
あれだけ離したくなかった七美を竹内と付き合う事を望んだのはきっと自分じゃ幸せにできないからと思ったからでしょう。
でも七美はずっと矢野が帰ってくるのを待ってた。
どんなに時が経っても矢野の「高橋と出逢うために生きてきた」という言葉を信じ、また会ったらもう離さないと誓うほど。
6年も会ってないのに七美がそれほどまでに矢野を想い続けてた事、それを表に出さず過ごしていた事に私は涙が出そうになりました。
七美はやっぱり矢野の事忘れてなんかなかった。
矢野の自分といると不幸にさせてしまうんじゃないかって自分から遠ざけた思いやりはわかるけどやっぱり矢野の選択は間違ってる。
その気持ちを何も言わずにいるくらいならちゃんと七美に向かってそう言えばよかった。
七美の幸せは矢野がいないと成り立たないもの。
誰かが代わりになれるものじゃないんだよ。早く気付いて欲しい。
どちらにせよ、もう彼は『矢野』ではなくなった…
でも名が変わっただけでない。
私から見れば彼は以前の『矢野』じゃないみたいに思えた。
クリエイティブな仕事に就き、順風満帆な生活を送っている。
けど、どこか魂の抜けた人間にみえる。
なんだか機械的。まるで心がない。ただただ生きてるって感じ。
これが矢野なの?と目を疑いたくなる。
本当にもう彼は変わってしまったんだろうか?
尋ねて来ても追い返したくらいの有里と一緒に暮らしてるというのも、何か理由があるのかも知れない。
私は過去にそういうのはあると覚悟していた。でも現在進行形だったのにビックリした。
でも何故北海道じゃなくわざわざ東京に出て来て同棲してるの?
一緒に住もうと言いだしたのはどっち?
色んな疑問が駆け巡る。
でもどんな理由があったにせよ、七美に対する裏切りは確か。
今まで私は矢野の事を自分と似ていて自分の分身の様に思っていた。
けど、有里といる理由がわからない。理解できない。
私はそんな選択をしないから。自分と同じ様な人間と傷を舐め合う事は虚しいし、何の意味があるの。
私は長い同棲経験があるのですが、同棲ってかなり勇気がいる事なんだ。
相手の事この先ずっと『好き』って思えなきゃできない。
しかも同棲って相手と『一緒に居たい』からするもの。
矢野は有里と『一緒に居たい』と思ってるの?
少しでも『好き』の気持ちはあるの?同情じゃなくて?
彼は大人になって成長するどころか、いつまでも同じ場所を繰り返し歩いてるだけ。
ただ臆病なだけなのか、矢野は依存するタイプだから自分が支えてあげる様な人が居ないと駄目になってしまうからなのか。
それとももう自分の幸せを諦めてるの?
でもそこから抜け出さないといけないと思う。
自分に似た有里といて、同じ様に傷付いた気持ちを分かち合えるという安堵感はあるのかも知れないけど。
けどねそれって幸せっていえる?
七美の夢に出てきた矢野は「幸せ?」の問いかけに微笑んでたけど、あのもう人でなくなったかの様な矢野を見て私は、彼は今幸せじゃないって感じたよ。
『だから 高橋 オレのことを恨んで』ってあったけど、自分からそういう風にしてしまったんじゃないの?
矢野は今まで自分の行動を間違ってたと後悔をしてきたけど、どこかに『芯』がある人間だと思ってたのに。
「過去を捨てた」のにまだ引きずりっぱなしじゃないですか。てゆうか、有里と居る事で更に背負ちゃってるし。
ここにきてあれだけわかったつもりでいた矢野の気持ちが全然見えて来なくて気持ちが収まらないよ!
*追記*
少し気持ちが落ち着いたので整理してみようと思います。
七美の実家に矢野から電話があったのが大学1年の春、そして竹内が矢野に会ったのはその年の夏です。
この時、矢野は竹内に「高橋を頼む」と言っています。矢野は七美が大学に受かったのを聞いてからその行動に移しました。
矢野が母親を亡くし、住んでいた東京のアパートから出て行ったは18歳の夏。その後北海道の実家、おばあちゃんの所に暫く居たと竹内が言っています。
一方、有里は一度東京の大学に進学しその半年後中退して北海道にある大学を受け直しています。
するとやはり有里が北海道の大学を受け直したというのは矢野が原因だとわかります。
きっと彼女は矢野を追って、北海道に戻る事にしたのでしょう。
そしてもしかしたら、(これは私の憶測でしかありませんが)心身共に疲れきった矢野に会い、「自分が矢野の傍にずっといる」と言ったのかも知れません。
そして矢野は揺れ動かされた?それとも突き放した?
うーん…まだ見えて来ないので何ともいえませんが…
それから前に『矢野の行方を知っている子が同じ高校にいた』としおちんが言ってましたが、あれはアキじゃなく功太郎の事だったんですね。
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